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テレビ番組で垣間見る鍼灸の今 (2)





鍼灸と言えば「肩こり」「腰痛」をイメージされる方が多いと思いますが、番組では薬剤の使用過多による「頭痛」に対する治療場面を紹介。これは鎮痛薬の過剰摂取によって痛みを感じるメカニズムの機能不全が起こり、結果的に痛みに対して敏感となって更に服用が増える頭痛です。また緊張型頭痛や片頭痛に対しても方法は違えど鍼灸が使われます。頭痛の診療ガイドラインで鍼治療は「推奨」と記載(前回のイラストをご覧下さい)。

その他、全身の激しい痛みが長期間に渡って続く「線維筋痛症」、COPD(慢性閉塞性肺疾患)による「息切れ」への治療場面。がん患者さんへの「緩和ケア」チームに鍼灸師が加わっている様子も。ここでは皮膚に"触れる"程度の刺激という細心の注意を払いながらコミュニケーションを重視、私の前職「言語聴覚士」を思い出した次第です。

当院でも上記の症状を主訴に受けられている方がいらっしゃる事を付け加えさせて頂きます。

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