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私の願い


お車でJR西宮名塩駅より15分、神鉄岡場駅より10分、西宮市北部で言語聴覚士を兼ねる、よこやま鍼灸治療院です!
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鍼灸を受けられた方はどれぐらい居られるのでしょう?上記の全国調査データ(地域、年齢層、性別の人口構成比を考慮したランダムサンプリングを行なって面接や電話による質問形式)によると、年間受療率(1年間に受けた事がある成人の割合)は約5〜7%です。ちなみに生涯受療率(生まれてから今までに1度でも受けた事がある人の割合)は約20〜30%と推測されるそうです。

この数字をどのように思われますか?「トップ5%が利益を享受、生涯を通じても25%の人しか巡り合えていない、”知る人ぞ知る”究極の治療法」と持ち上げる人も居られますが、私は違います。「注射と同じで痛い」「熱くて火傷するし、跡が残る」「鍼は使い回しで感染する」「一種のプラセボで実際の効果は怪しい」、こういったネガティブなイメージが鍼灸に付きまとっていると思うのです。しかし果たしてそんなものが国内で千数百年に渡って残り続けるでしょうか?そして「国家資格」として位置付けられるでしょうか?更に書きますと、保険が扱えるのは国家資格だからこそです。

鍼灸の保険制度は前に書かせて頂きましたが(お知らせページ「保険治療」、2021.7.6.〜3回)、皆様が医療機関で提供される一般的な保険医療サービスと異なり、一定の要件を満たす事で公的医療保険の対象となるものです。対象の疾病も指定された6つのうち1つに限られ、それは医師による適当な治療手段が無いと認められたもの、したがって医師による「同意書」が必要です。付け加えますと適用期間は6ヶ月ですので、それを超える治療では再度同意書の交付を受けなければなりません。以上のような背景もあり、保険を取り扱わない施術所もありますし、そこまでいかなくても「自費」をメインにされている施術所は決して少なくありません。

保険制度の煩雑さ(保険が適用される事すらご存じない患者様も結構居られます)に加えて、この受療率では上に書いたような前時代的な内容が固定化、歪められて独り歩きしている恐れもあります。私は鍼灸と関わりの無い方々にも働きかけ、ご自身の健康にお役立て頂きたいのです。西洋医学にしか行えない事があるように、東洋医学だからこそ可能な事もあります。海外では両者を使い分けながら併用する「統合医療」が時代の趨勢となっています。当院が一連の”鍼灸あれこれ”コラムを投稿、体験施術を提供させて頂くのは以上のような気持ちが根底にあるためです。是非ともご活用下さい。080-6136-2589(ニッコリハリキュー)

最後までお読み頂き、ありがとうございました!