鍼が効くメカニズム


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何かのきっかけで受療されて効果を実感された方にとっては以後とても身近で心強い存在に。その一方で全く関わる事なく過ごされる方も少なくないのが鍼灸だと思います。それは西洋医学と比較して「科学的な根拠に乏しい」というイメージや傾向が強いためだと考えられています。しかし少しご紹介させて頂いた通り、現在は海外を中心に多くの研究が行われて解明が進んでいます。今回は鍼を刺した時に起こる身体の現象について簡単にご紹介致します。

ツッパリ感や痛みなどがある筋肉は一般的に硬くて血行不良の状態です。そこに鍼を刺すと超微細な傷が付きます。すると生体反応で血液を送り込むのです。血液に含まれる酸素などの栄養分が傷を修復、結果的に筋肉が柔軟になって楽になったり、温かく感じるというものです。したがって鍼の痛みを抑える技術はとても重要な事と心得て日々の施術を行なっています。