フレイルに対する鍼灸 (2)
食事では飲み込みに必要な筋肉の衰えによる「誤嚥」です。上手く飲み込めなくなったり、"むせ"の増加は肺炎に繋がる大きなリスク("むせない誤嚥"もあり)。また食事に手間取る場面が増えると食欲低下を招いて筋肉量も減り、結果的に体力・気力が衰える悪循環となって危険です。このような状態が鍼灸によって改善する事を知って頂きたく思います。
最後はコミュニケーション。概ね1時間前後の施術中、並行して会話も頻繁に行なわれます。話す事で認知症の予防はもちろん、適度な疲労感が質の良い睡眠効果をもたらして昼夜逆転を予防。施術者にとっても更に適切な施術が可能となります。
日本で1500年近く行なわれている鍼灸が「"治療のみ"では無かった」という点に改めてご注目下さい。
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